カニステルの種を蒔いてみた!
みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
今回は、以前紹介した「カニステル」というフルーツの種蒔きをしていこうと思います!
カニステル?なにそれ?って人のために、カニステルについて簡単に紹介しておきたいと思います!
カニステルとは?
名称 カニステル
学名 Pouteria campechiana Baehni
和名 クダモノタマゴ
分類 アカテツ科オオアカテツ属
原産地 メキシコ〜パナマ
和名の通り、適度に熟した状態ではゆで卵の黄身のような食感をしています。
フルーツというとみずみずしいイメージがありますが、カニステルは口の水分が持っていかれるほどパサパサしています。
食味は蒸した芋のようなカボチャのようで甘いです。
完熟すると、ねっとりとした食感になり、安納芋のような非常に甘い食味になります。
カニステルの種蒔き
栗のような種子をしています。
ツルツルした面とザラザラした面があります。
殻から出さないと発芽に時間がかかるみたいなので、殻を破ります。
包丁でいくつか切れ込みを入れると殻が取りやすくなります。
亀の甲羅の腹側のようなイメージで切れ込みを入れる🐢
そうすると比較的楽に殻が剥けます。
中身も栗のような感じです。
そこそこ種が大きいので、5号ポリポットに蒔きます。
土は水はけのよい赤玉土のみを使います。
有機物が多めの土だと種が腐敗する原因になる可能性があるので、種蒔きの時は清潔かつ通気性の高い赤玉土がよいです。
ただ少し乾きやすい側面もあるため、水やりをサボってしまいがちな人は2〜3割くらいピートモスを混ぜると保水性が良くなるでしょう。
中心付近に種が隠れるくらいに浅く埋めます
種を植えたら、下から出るくらいたっぷり水を与えます。
これで種蒔きは完了です!
まだ気温が若干低い時もあるので、今のところは室内で管理します!
発芽が楽しみです^^
それでは✋
サメがアンモニア臭くなる本当の理由
みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
今回はサメについてお話ししていこうと思います。
以前にサメ食文化についての記事をいくつか書きました。
『山奥でサメを食べる本当の理由』という記事では、まとめると「サメ肉はアンモニアが発生することにより他の魚に比べて腐敗が遅く、冷蔵技術が発達していない時代には山間部地域において貴重な海産物であった」と紹介しました。
死後にアンモニアが発生するのはサメやエイといった軟骨魚類みられる特有の現象です。
では、サメやエイといった軟骨魚類からなぜアンモニアが発生するのでしょうか?
サメからアンモニアが発生する理由
結論から言うと、「サメは尿素を体に蓄えており、死ぬと尿素が微生物により分解されアンモニアに変わる」からです。
サメ、人間、どんな動物でも、代謝の過程で有害なアンモニアは発生しますが、肝臓で無害な尿素に変換されます。
私達人間をはじめとするとする多くの動物は、不必要な尿素は尿として排出されます。
しかし、サメやエイといった軟骨魚類は違います。
サメが尿素を蓄える理由
サメが尿素を蓄える理由は2つあります。
1つは浸透圧調整です。
一般的に海水魚が生息している海は、自身の体よりも塩分濃度の濃い環境です。この場合、体内の水分は抜けていってしまいます。
淡水魚はその逆です。
そのため体外と体外とで塩分濃度が同じにしなくてはいけません。
多くの魚(硬骨魚類)は水を飲んだり、尿を排出することにより、浸透圧調整をしています。
サメなどの軟骨魚類はというと、体の中で生成されたアンモニアを尿素に変え、排出せずに溜め込んでいます。
尿素を体液に溶け込ませることにより、海水と体内の塩分濃度が同じになり、飲水や排尿による濃度調整の必要がなくなります。
2つ目は浮力調整です。
硬骨魚類は体内に浮袋を持っており、空気の量で浮力を調整しています。
一方の軟骨魚類は浮袋を持っていません。
そこで役に立つのが尿素なのです。
尿素は海水よりも比重が軽いので、溜め込むことにより水に浮きやすくなるのです。
これにより浮袋がなくても、水中を自由に泳げる体を作っています。
終わりに
いかがだったでしょうか?
サメは、私達からしたら不必要にも思える尿素を有効活用していたんですね!
海という環境で生きる上で、他の魚と違ってリサイクルしてムダをなくしている!
まさにスマートでサステナブル!?笑
軟骨魚類は生物学的には原始的な魚類ともいわれますが、社会的に見るとなんだか先進的!?
サメが海などの水中環境を生きていくために、「なぜ他の魚と違った戦略をとっているのか」、また「どちらの方が有利なのか」なども気になるところです^^
その辺りは自分もあまり詳しくないので調べてみたいと思います。
まとまってきたら記事にして紹介できたらと思っています^ ^
それでは✋
アテモヤの種まき
みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
今回はアテモヤの種まきをしていこうと思います!
アテモヤ?なにそれ?って人のためにアテモヤの簡単な紹介をしておきます!
アテモヤとは?
名称:アテモヤ
学名:Annona atemoya
分類:バンレイシ科バンレイシ属
バンレイシとチェリモヤの交雑種であり、名称はブラジルでバンレイシを表す「アテ」とチェリモヤの「モヤ」からつけられました。
食味はとても甘くその甘さから「森のアイスクリーム」と呼ばれることもあります。
ざっと紹介するとこんな感じです!
アテモヤについて知っていただいたところで早速種まきをしていきましょう!
種はこんな感じ
サイズ的にも色的にもスイカの種とカキの種の中間といった感じ
天然素材でできた、そのまま植えられるジフィーポットに蒔きます!
ひとつひとつ受け皿を敷くと場所を取るのでタッパーでまとめました
密着してるので乾燥防止にもなりそうです
土は水はけが良い赤玉土のみ使用します。
水はけが悪く有機物が多いと種が腐る原因にもなるので、芽が出てある程度まで伸びてくるまでは赤玉土のみでいきます。
投入!
種を蒔いたらポットの下から溢れ出るくらいたっぷり水を与えます。
これで種まき完了!
発芽が楽しみだなぁ〜
また成長過程を紹介できたらいいと思っています♪
それでは✋
山奥でサメを食べる本当の理由
みなさんこんにちはMUSHI-KUNです^^
今回はサメについての話題です。
前回のサメの回では、全国のサメ食文化について触れました。
前回紹介した地域は、広島県三次市・庄原市、青森県外ヶ浜町三厩、栃木県で、どの地域もサメ食文化が強く根付いていましたね^^
3地域紹介したうちの2地域が海の接しない内陸部でした。
とれたての新鮮なサメが手に入る沿岸部ならまだしも、郵送に時間がかかる内陸部(主に山間部)でなぜ生のサメを食べるの?
しかもサメは時間が経つとアンモニア臭くなり、食べれたもんじゃないのでは?と思われた方も多いでしょう。
山間部でサメ肉が食べられているのには "なるほど” と思える理由があります!
今回はその理由について話していきます。
山奥でサメを食べる理由
結論から言うと、サメの肉は「他の魚と異なり長時間経っても腐りにくく、沿岸地域からの長時間輸送に耐えられた」からです!
え!?すぐに臭くなるってことは腐敗も早いのでは?!と思われる方もいると思います。
実はこの臭いの原因であるアンモニアは細菌類の発生を抑制する作用があり、腐敗を遅らせてくれるのです!
なんと、2週間経過しても刺身で食べることができるそうです!
冷蔵技術が発達していなかった時代には海から離れた山間部で生の海産物を食べることができませんでした。
そこで唯一生で食べることが可能だったのがサメやエイといった軟骨魚類だったのです。
冷蔵技術が発達していなかった時代は、山間部地域で食べられる魚介類はサメが主流だったようです。
このような地域では、サメは正月やお祭りといった「ハレの日」には欠かせない料理だそうです。
現在は冷蔵技術が発達し、新鮮な魚が食べられるようになったためサメの需要は以前に比べて落ちてしまいましたが、スーパーなどでは今でも普通にサメの切り身が売っています。
栃木県では給食でもサメが出るくらいですからね!
という事で今回は山間部地域でサメ食文化が存在する理由についてお話ししました!
山奥に住んでいたって魚の刺身は食べたいものです😋
そんな憧れもあったのだと思います!
次のサメの回ではサメがアンモニア臭くなる理由について話していこうと思います!
それでは✋
魅惑の高山種!アカアシクワガタに迫る!!
皆さんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
今回は、高山種アカアシクワガタについて話していきたいと思います!
皆さんアカアシクワガタはご存知でしょうか?
アカアシクワガタ?そんなん聞いたことない!
って言う人も多いかと思います。
国産種の中でも、オオクワ、ヒラタ、ノコギリ、ミヤマ、コクワと比べるとマイナーなクワガタになりますね。
それもそのはず、このアカアシクワガタ、ある程度標高のある自然が豊かなや山地でないと見ることができません。
また、オオクワガタのように多くのブリードファンもいなければ知名度もないため、市場に出回ることもあまりありません。
でもこのアカアシクワガタ、私個人としてはとても美しい魅力的なクワガタだと思います!
アカアシクワガタとは?
和名:アカアシクワガタ
学名:Dorcus rubrofemoratus
分布:北海道、本州、四国、九州
体長:23〜58㎜
生態:成虫はヤナギやハンノキ、カバノキ等の樹液を餌とする。幼虫はブナ、ミズナラ等の広葉樹の朽木を餌とする。
アカアシクワガタは、あのオオクワガタと同じDorcusに属します。
確かにオオクワガタやコクワガタのように黒くて決して派手なクワガタではないですね。
ただ皆さん、このクワガタひっくり返してみて下さい。
なんと、足と腹がとても綺麗な赤色なんです!
確かに名前の通り、足が赤い!
体全体や体の一部がオレンジに近い赤色の種はいくらかいると思いますが、こんな赤色をしているクワガタは他にいないと思います。
アカアシクワガタの分布
アカアシクワガタは、南西諸島や伊豆諸島などの離島を除けば、ほぼ日本全国に生息しています。
しかし、涼しい気候を好むため、関東や関西、四国・九州などの平地や各沿岸部ではほとんど見ることができない思います。
では、アカアシクワガタはどこで見られるのでしょうか?
それは、標高1000付近のブナ帯です。
地域によりますが、主に標高800m〜1500付近で見られることが多いようで、東北など涼しい地域ではもう少し低い山でも見られるようです。
夏でも涼しい北海道では平地でも見られるようですね。
アカアシクワガタの生態
アカアシクワガタは、ブナやミズナラの林に生息しており、それらの樹液やヤナギ、ハンノキ、ダケカンバやシラカンバなどのガバノキ類の枝先をかじり樹液を吸います。
ヒメオオクワガタと共にヤナギの木に鈴鳴りになっている姿もしばしば見られるそうです。
生息域にクヌギやコナラがあればそれらの樹液にも集まるようです。
メスはブナやミズナラ、クヌギなど広葉樹の朽木に産卵し、幼虫はそれを食べて成長します。
みなさん、アカアシクワガタについて知っていただけたでしょうか?
次回はアカアシクワガタの産卵セットを組んでいきたいと思います!
興味がある方は是非!
それでは✋
サメを食す人々?!サメ食文化が存在(後編)
みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
前回から、日本のサメ食文化について紹介しています!
広島県の三次市・庄原市、青森県の外ヶ浜町三厩とそれぞれのサメ食文化を紹介してきました。
さて、お次はー?
③栃木県
主な料理:フライ、煮付け、ステーキなど
利用種:ネズミザメ、アブラツノザメ
はい!お次はなんと栃木県!海なし県が出てきてしまいましたね〜
広島県のときも確か内陸で食べられてたよなぁ
何か理由があるのかなぁ…まぁその話は置いておいて
栃木県ではサメを「モロ」や「サガンボ」と呼び、フライや煮付けとして家庭で普通に出てくる料理だそうです。
学校給食でもサメのフライが出るようで、魚の独特な臭みや骨がなくふわふわとした食感から人気のメニューとなっているようです。
栃木県では、郷土料理と言うよりは日常食としての性格が強いように思えますね。
もちろんお正月など、めでたい日いわゆる「ハレの日」にも欠かせない食材だそうです。
栃木県では一定の地域にサメを食べる文化があるというよりは県全体で食べられているようです。
まさに栃木県民のソウルフードと言える食材ですね!
栃木県では、主にネズミザメとアブラツノザメを食用としているらしく、ネズミザメを「モロ」、アブラツノザメを「サガンボ」と呼んでいるそうです。
皆さん!栃木のスーパーの鮮魚コーナーで、モロやサガンボという名前を見つけたら、それはサメです!
まぁでも、栃木県民でもモロやサガンボのことをサメと知らずに食べている人も少なくないようです🙃
栃木県民の皆さん!
自分が知らず知らずのうちにサメを食べていた!という人もいるのではないでしょうか!?笑
ちなみにサガンボは茨城県北部、モロは宮城県の気仙沼からくるものが多いようです。
終わりに
皆さん、いかがだったでしょうか?
サメを食べる人々は存在しています!
今回紹介した3地域以外にも、宮城県気仙沼市や新潟県上越市の山間部など日本各地に点在しています。
局所的ではありますが、意外にもサメを食べる地域は多いのかもしれませんね。
あと、サメ食文化が海から遠く離れた山間部に多い事にも、ちゃんと理由があるんですよ!
次回は、サメ食文化がなぜ海と接していない山間部に多いのか、その真実に迫りたいと思います!
それでは✋
サメを食す人々?!サメ食文化が存在!
みなさんこんにちは、MUSHI-KUNです^^
今回はサメについて話していこうと思います。
みなさんはサメを食べる人々をご存知でしょうか?
なんだかこれだと、ゴッホの「ジャガイモを食べる人々」みたいにきこえますね😅
まぁ、サメ食文化がある地域が存在するってことです。
「サメを食べる」と言って一番に思いつくのが、高級中華料理の「フカヒレ」だと思います。
サメの肉自体を食べるなんてあまり聞きませんよね。
しかも、サメはアンモニアくさくて食べるものじゃない。って思っている人も多いと思います。
そもそもサメって食べれるの?!
って思う人もいるのではないでしょうか。
実はサメ肉は食べれます。しかも日本ではサメを日常的に食べている地域があるのです。
今回はサメの食文化がある代表的な地域を紹介し、各地域での主なサメ料理、利用されるサメの種類を紹介します!
主な料理:刺身、湯引き、煮凝り
利用種:ネズミザメ、アオザメ、シュモクザメ等
最初に紹介するのは、なんと広島県!瀬戸内海に接しているとはいえ、サメのイメージなんてあまりありません(自分は生まれていませんが、1992年の瀬戸内海サメ騒動が思い浮かぶ人もいるかもしれません) 。しかも広島県三次市や庄原市は島根県との県境を持つ広島県の山間部に位置します!なんと海なし市!
この地域ではサメのことを「ワニ」と呼び、郷土料理として昔から食べていたそうです。
なぜサメのことを「ワニ」と呼んでいるのかはとても不思議です。
しかも、なぜこんなところでサメを食べる文化があるのか、不思議でしょうがありませんね。
まぁ、そんな話はさておき
この地域での主な食べ方は「刺身」や「湯引き」といった生で食べる習慣が強いようです。
時間が経つとアンモニア臭くなるサメがなぜ山の奥で…
疑問は深まるばかりです。フカだけに…
利用されるサメとしては、主にネズミザメ、アオザメ、シュモクザメが多いようです。これらのサメは島根県、鹿児島県、高知県、静岡県、宮城県など全国から供給されています。
三次市には「フジタフーズ」という、わに(サメ)専門の郷土料理店があり、地域の郷土料理である「わに料理」を現代風にアレンジして販売しています。
フジタフーズさんには、「わにウインナー」、「わに餃子」、「わにまん」などなど様々な商品があるようです!
「わにプリン」なんかもあるみたいですね!
サメ×プリン!?一体どんな味なんだ?!
ホントに気になります笑
近いうちに行けたらいいなと思っています!
主な料理:すくめ、飯ずし、煮付け、蒲焼きなど
利用種:アブラツノザメ
この地域では昔からサメを食べる習慣が強く根付いており、なんと古くは縄文時代からと言われています!
一番代表的な調理法は「すくめ」というもので、サメの頭を湯がいて、キャベツなどと共に酢味噌て和えて作るそうです。
この料理はお正月には欠かせない一品だそうです!
また、飯ずし、刺身、煮付け、田楽など様々な食べ方で食べられています。
この地域ではアブラツノザメを主に食用としています。
なんと県内のサメ漁獲高の9割占めている!
アブラツノザメは寒い地域に多く生息しているから、獲れる割合も多いのかなァ?
また、このサメからは良質な肝油がとれるみたいですね!
だいぶ長くなってしまったので続きは後編に回したいと思います!
後編では、栃木県のサメ食文化について触れたいと思います!
続きが気になる方は是非後編もみてください!
それでは✋